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明治時代からの相撲が好きです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

貴景勝の横綱取りはふさわしい?

11月場所貴景勝は唯一の大関で13勝2敗。実力最強?の照ノ富士を破って堂々の2度目の優勝。しかし「注意横綱」白鵬・鶴竜、朝乃山・正代と休場し取組なし。関脇隆の勝も同部屋。役力士とは乱調関脇御嶽海と小結の最強照ノ富士、陥落大関高安との取組のみ。物…

休み過ぎの鶴竜・白鵬に「注意」

横審がついに白鵬鶴竜の両横綱に注意の処分。 ここ2年程2人の休場率はひどい。 白鵬鶴竜ともに2019年からの11場所で7場所全休、途中休場してる。 鶴竜に至っては在位39場所で17場所が全休・途休である。15日間の出場率56.4%。 過去の横綱は 大鵬 58場所 13…

腹黒い相撲協会

最近の相撲協会の組織に疑問、不満が良く報道される。 貴闘力チャンネルなる動画で元貴闘力が現理事O(元大関K)の策士ぶりを明らかにしていた。 元横綱若乃花の元間垣を訪ね、協会時代の裏話を暴露している。元若乃花は現在大阪の老人ホームに入居しているよ…

昔の年寄の給金事情

サンデー毎日臨時増刊昭和32年初場所号 親方独言「おやかたとわずがたり」より。 60年以上前の記事だが年寄株は200万円ほどし、株に100円の給金。検査役は150円。監事以上200円だとか。 株には1場所2万の配当金、職務手当も平年寄で5万弱、主任で8万、検査役…

貴景勝優勝

大相撲11月場所は唯一残った大関貴景勝が13勝で2度目の優勝。 大関の責任を果たした恰好。 照ノ富士も13勝で大関も近くなった。 本割は照がよく残した。膝が悪いが2度も突き、はたきを残し最後は土俵にたたきつける投げ。 決定戦は景勝が立ち合いの一気の出…

朝潮の対横綱戦

朝潮は横綱キラーともいわれるが対横綱戦を昭和54年~平成元年まで108回経験している。 大関戦は入幕2場所目の54初貴ノ花戦で勝利している。 初挑戦は昭和54年3月の輪島戦。 54春朝汐に改名以来低迷が続いていたが55春以来毎場所横綱戦を経験。 優勝決定戦に3…

横綱大関1人

11月場所横綱2人休場、大関朝乃山も4日目より休場、新大関正代も5日目より休場で貴景勝一人。 公称175cm(実寸172程?)、183kgの小兵重量大関が6連勝でトップ。 一発一発が以前より重く、冷静になったように思う。しかしこのまま終盤まで行くか。 他に照ノ…

炎鵬 八艘飛び失敗

炎鵬は11月場所6日目終わって6連敗。 相手は取り口を知り尽くしたか、炎鵬らしさはなく先場所より元気がない。 魁聖戦では八艘飛びだが中途半端で失敗。着地がまずく、押し飛ばされた。 協会HPでは169cm、92kg。負けっぷりも悪く派手に土俵下に落ち、さらに…

相撲古雑誌を読んで「大相撲画報」

アサヒスポーツ別冊大相撲展望昭和31年初場所号 「相撲部屋の系統と消長」より 各一門、部屋の歴史が簡潔にまとめられているが、所々今の資料になり興味深い点が。 玉垣系 明治初年の玉垣は財政面、番付の上げ下げまで勝手に行っていた。本場所が終わると住…

男性の長寿者上位

8月22日に茨城の福西基さんが死去し奈良の上田幹藏さんが国内最高齢となった。 110歳での国内最高齢は4人連続、2005年の徳田二次郎さん以来15年ぶりである。 男性長寿者上位は 上田幹藏 明治43年5月 110 氏名非公表 明治43年11月 109 北海道 野島光三郎 明治…

明治生まれの人

敬老の日に各都道府県の最高齢者が発表される。 県内最高齢が最低でも108歳以上であるようだ。 明治は明治45年7月30日まで。存命であれば108歳以上である。県によっては明治生まれが数人というところも出てる。岩手は1人、高知は4人、滋賀は11人と記事がある…

昭和27年の幕下以下の高齢力士

最近は40代以上の幕下以下がゴロゴロいる。30代以上は1割以上はいるだろう。 雑誌相撲、昭和28年1月号の27年秋場所の幕下以下星取表を見ると昭和20年以前初土俵で十両未経験の力士は21人。 昭和12春 大幡山 12夏 幡昇 13春 中ノ森 天覧山 13夏 河津山 14春 …

幕下の力士達 幕下昇進記録

大相撲で幕下は大きな壁という。三段目まで順調でも幕下で足踏み、初土俵から連続勝ち越しを続けながら幕下上位を突破できず終わる力士も多い。 今場所克乃富士が18回目の幕下昇進となった。 幕下昇進回数は59.11太擁が12回の新記録。平5まで現役で最高齢力…

大正時代の相撲雑誌

現在相撲雑誌は3種あるが相撲誌の始まりは武侠世界相撲画報か。 大正6年創刊で昭和初期まで発刊のようだ。 内容も現在の相撲誌と差がない。星取、コラム、力士紹介。写真も多い。現在の雑誌のベースとなっている。 あまり現存数がないか。国会図書館にもある…

国分け大相撲

1922年に大阪国技館で開催された東京相撲と大阪相撲の興行。 大阪相撲は頭取に侠客が加入、稽古場もなく副業に精を出して相撲が二の次となるなど単独興行も厳しく弱体化が進んでいた。 東京相撲の十両力士が大阪相撲の幕内より強く、合併興行としても厳しか…

年寄について

昭和29年9月場所番付年寄欄。 東の筆頭が浅香山(国ノ音)、西の筆頭が振分(浪ノ音)。 以下東が勝ノ浦、熊ヶ谷、友綱、西が宮城野、二子山、尾車と大正7~10年頃引退の年寄が続く。 当時浅香山は明治44年の引退で在職43年、振分は大正3年の引退で40年。 浅…

昔の相撲年寄

https://sumohima.web.fc2.com/shobukensayaku/kensayakumokuji.html 昔の大相撲の親方は平年寄で退職するのも多かった。今のように必ず部付きではなかった。 停年制実施以降でも勝ノ浦(五十嵐)、友綱(矢筈山)、山響(釈迦ヶ嶽)、音羽山(白岩)、中立…

相撲協会の対応

相変わらず相撲協会の対応の非常識振りが目立つ。 他のスポーツがほぼすべて自粛、練習すらまともにできていない状況で未だに「開催を前提に」などと繰り返し芝田山広報部長が発言。 STAY HOME(ステイ ホーム)などと言われている状況で大相撲は関係者だけで…

大相撲夏場所の開催

夏場所が開催かどうか怪しい。 相撲協会は延期や再延期、無観客でなんとしても開催したいのだろうが、厳しいだろう。 名古屋場所の延期を巡っての調整でも揉める。 本場所を15日制にこだわる必要もないのでは。 年6場所制では例がないが、戦争末期の昭和19年…

長寿記録

4月14日、日本男性最高齢の巴一作さんが死去。110歳243日。 滋賀県の白井庄次郎さんが110歳170日で最高齢に。110歳で最高齢者が亡くなるのは重高小八さん以来15年ぶりのこと。 現在の男性長寿者上位 白井庄次郎 1909年10月29日 110歳 滋賀県高島市在住 檀上…

相撲界でコロナ感染

とうとう相撲界でもコロナウイルス感染者が。 幕下以下は食料などで外出もやむを得ないだろう。 一度感染すると相撲部屋は集団生活でリスクが強すぎる。 現在1人でも他にもウイルスを持っている力士がいる可能性もある。 他に症状がある力士はいないというが…

白鵬のルーティン

ここ数年の白鵬は休場、出場の繰り返しばかり。 随分と馬鹿にされたものだ。 年齢とともに皆勤が厳しくなるのがどの横綱も普通。 白鵬はそもそも皆勤する気も薄く出場する。 相撲協会も黙認し続けるのか。未だに一代年寄論が出るがこんな土俵態度では年寄の…

名古屋場所延期をめぐって

相撲協会が夏場所延期と同時に名古屋場所の延期を発表したが、その時点ではドルフィンズアリーナとの調整が全くなかった。それが数日たった現在も根回しはしていないとのこと。 驚くべき適当さ。大相撲は大組織で事前の行事など押し切れると思っている? 相…

大相撲でコロナ感染?

とうとう相撲界でコロナ感染か。 現在まで発症者なしであったのは奇跡だろう。 大相撲は集団生活、濃厚接触とあらゆる感染リスクを備えている。 外出禁止の徹底もそうだがどこまで守られているのか。相撲協会執行部は開催にこだわるが本場所開催どころではな…

土俵入りあれこれ

せり上がり、柏手と変化しているが玉錦の評判だった土俵入りも肝心のせり上がりが随分とあっさりしている。戦前までは所作の一つ一つもあっさりしている。昔は足を上げず力強い四股が基本だったようだ。男女ノ川あたりがかつての四股であった最後の横綱だと…

大正時代の謎な番付編成

大正7年春の関脇九州山は4勝3敗1預2休、怪我の途中休場にも関わらず翌夏場所大関昇進。同部屋の栃木山が横綱に昇進して東方が大関空位となるのを避けるためだろう。 新大関は1勝1預で途中休場、大正8年春は5勝5敗で大関陥落となってしまった。 この九州山、…

大関昇進直前の三賞

朝乃山は昇進直前場所に三賞も受賞しなかった。 過去を見ると 鏡里の昭和26年春、朝汐の昭和32年春、北の富士の昭和41名古屋と思われ約54年ぶりのこと。栃若時代は幕内定員も多く三賞の性格も曖昧だったと思われるが、奇異なこと。北の富士の場合も全く昇進…

朝乃山の大関昇進について

朝乃山は九州11勝、初10勝、春11勝の32勝で大関昇進。 3場所で優勝もなく33勝に足りないという意見もあるが大関一人という事情もあるだろう。 過去15日制以後で3場所33勝以下は22人。そのうち30勝以下は 29勝 朝潮 8勝 8勝 13勝 → 昭和32夏 28勝 鏡里 9勝 8…

大相撲に関することを書きます