昔の年寄の給金事情
サンデー毎日臨時増刊昭和32年初場所号 親方独言「おやかたとわずがたり」より。
60年以上前の記事だが年寄株は200万円ほどし、株に100円の給金。検査役は150円。監事以上200円だとか。
株には1場所2万の配当金、職務手当も平年寄で5万弱、主任で8万、検査役で10万ほど。理事等は不明らしい。
更に食事代が1日350円ほどで45日分支給とのこと。
平年寄は1場所10万円が収入、4場所で40万、準本場所を含み50万程。
収入としては少なく相撲茶屋を始め副業を営む親方が多かった。
当時は平年寄の中には協会にほとんど顔を出さない親方もいたらしい。
給金制度は複雑で外部からは理解しにくかったが、国会より相撲界の体質に対し批判が上がり、この年5月より諸々の改革の一つとして月給制度を新設した。