himatom

明治時代からの相撲が好きです。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鳳の横綱昇進

横綱鳳は大正四年春後、横綱に昇進したがこれも時期尚早との声あり。 この場所の星取 横綱太刀山全休、梅ヶ谷途中休場、大関西ノ海、朝汐途中休場、伊勢ノ濱途中休場ありと上位は貧弱。皆勤は鳳のみと11月の貴景勝の事例に似る。 全勝とは言え、対戦相手の最…

高砂部屋の伝統

12月、元朝潮の高砂の定年退職により元関脇朝赤龍が継承と決定。 大方の予想では朝赤龍は実績があるが外国人なのがネックで元朝乃若が継承とみられていた。元朝汐も熟慮の末に決断したとのこと。 元朝赤龍は39歳、定年まで25年程高砂となるが朝乃山が名跡変…

横綱はふさわしい? (2)

三河島事件で横綱大錦が引退。東西に横綱が欲しい状況であった。常の花は年齢的に時期尚早とみられ栃木山の1歳上の西ノ海以外になかった。 源氏山は大正十一年春新大関で7勝3敗、夏は腰の負傷で全休。春場所で常ノ花を破り、栃木山と引分で何とか面目を保っ…

貴景勝の横綱取りはふさわしい?

11月場所貴景勝は唯一の大関で13勝2敗。実力最強?の照ノ富士を破って堂々の2度目の優勝。しかし「注意横綱」白鵬・鶴竜、朝乃山・正代と休場し取組なし。関脇隆の勝も同部屋。役力士とは乱調関脇御嶽海と小結の最強照ノ富士、陥落大関高安との取組のみ。物…

休み過ぎの鶴竜・白鵬に「注意」

横審がついに白鵬鶴竜の両横綱に注意の処分。 ここ2年程2人の休場率はひどい。 白鵬鶴竜ともに2019年からの11場所で7場所全休、途中休場してる。 鶴竜に至っては在位39場所で17場所が全休・途休である。15日間の出場率56.4%。 過去の横綱は 大鵬 58場所 13…

腹黒い相撲協会

最近の相撲協会の組織に疑問、不満が良く報道される。 貴闘力チャンネルなる動画で元貴闘力が現理事O(元大関K)の策士ぶりを明らかにしていた。 元横綱若乃花の元間垣を訪ね、協会時代の裏話を暴露している。元若乃花は現在大阪の老人ホームに入居しているよ…

昔の年寄の給金事情

サンデー毎日臨時増刊昭和32年初場所号 親方独言「おやかたとわずがたり」より。 60年以上前の記事だが年寄株は200万円ほどし、株に100円の給金。検査役は150円。監事以上200円だとか。 株には1場所2万の配当金、職務手当も平年寄で5万弱、主任で8万、検査役…

貴景勝優勝

大相撲11月場所は唯一残った大関貴景勝が13勝で2度目の優勝。 大関の責任を果たした恰好。 照ノ富士も13勝で大関も近くなった。 本割は照がよく残した。膝が悪いが2度も突き、はたきを残し最後は土俵にたたきつける投げ。 決定戦は景勝が立ち合いの一気の出…

朝潮の対横綱戦

朝潮は横綱キラーともいわれるが対横綱戦を昭和54年~平成元年まで108回経験している。 大関戦は入幕2場所目の54初貴ノ花戦で勝利している。 初挑戦は昭和54年3月の輪島戦。 54春朝汐に改名以来低迷が続いていたが55春以来毎場所横綱戦を経験。 優勝決定戦に3…

横綱大関1人

11月場所横綱2人休場、大関朝乃山も4日目より休場、新大関正代も5日目より休場で貴景勝一人。 公称175cm(実寸172程?)、183kgの小兵重量大関が6連勝でトップ。 一発一発が以前より重く、冷静になったように思う。しかしこのまま終盤まで行くか。 他に照ノ…

炎鵬 八艘飛び失敗

炎鵬は11月場所6日目終わって6連敗。 相手は取り口を知り尽くしたか、炎鵬らしさはなく先場所より元気がない。 魁聖戦では八艘飛びだが中途半端で失敗。着地がまずく、押し飛ばされた。 協会HPでは169cm、92kg。負けっぷりも悪く派手に土俵下に落ち、さらに…

相撲古雑誌を読んで「大相撲画報」

アサヒスポーツ別冊大相撲展望昭和31年初場所号 「相撲部屋の系統と消長」より 各一門、部屋の歴史が簡潔にまとめられているが、所々今の資料になり興味深い点が。 玉垣系 明治初年の玉垣は財政面、番付の上げ下げまで勝手に行っていた。本場所が終わると住…