初場所4日間終わって
横綱が期待された貴景勝は4連敗。宝富士戦も中途半端な突き、いなしで簡単に手繰られ、上手から簡単に投げられた。もはや大関の相撲ですらない。
考えると十一月場所千秋楽の照ノ富士戦から本割5連敗。
また膝の調子が悪い可能性もあるが…押し相撲は一度崩れると立て直しは厳しい。
やはり四つになって万事休すでは安定した成績は難しいのだ。
千代大海は回転の速い突っ張りだったが勢いに乗ると四つ相撲でも出るに任せた。
大関正代、朝乃山も怪我がつきまとい不安定な土俵。4日目は二人とも格の違いを見せつけ圧倒したが…
十両が9番しかなく、幕下上位が総合テレビで放送されるなど異例の初場所。
4連勝は大栄翔、明生、明瀬山。また平幕が大暴れするか。
見切り発車の初場所?
大相撲初場所を前にしたPCR検査。結果九重、友綱、宮城野、荒汐、宮城野で陽性となり16関取65力士が休場。行司6人、床山6人も休場。
初日前より混乱の情勢。十両に至っては19力士の出場で上位5枚目以内は10人中3人のみ。かなりバランスの悪い番付となる。2002年名古屋の15人以来の多さか?
ここまで休場が増え、場所中の感染・怪我の途中休場も想定されると内容も淡泊になってしまうのでは。料金に見合う相撲も期待できる?
番付編成にしても特例据え置き力士が10人を超え、紛糾間違いなし。
執行部がどのような場合に中止を想定しているかは不明だが、一度開催すれば千秋楽まで強行する可能性が高いとも。
行司、床山も休場となれば担当の割り振りも大変だろう。下位行司は日10番以上裁くか。
白鵬の感染にしても宮城野力士が全員陰性の時点で外部からのウイルスの可能性が高い。
無断外出であれば処分があるべきと思うが。
相撲協会の英断
とうとう白鵬まで感染しピンチの相撲協会。ようやく全協会員のPCR検査に踏み切ったが、相変わらず対応が遅い。初日前日に結果が判明では、検査結果に即した対応ができるか?
もはや陽性者多数でも感染対策が万全と大手を振って強行する気か。
芝田山広報部長は「ガイドラインに基づき、~感染防止策を講じた上で安心安全な大相撲観戦とする」としているがもはやそんな状況ではない。
仮に無事に初日開催しても場所中に体調不良、検査の結果、陽性判明で幕内十両が雪だるま式に休場の可能性もある。
100人単位で出場停止すれば取組編成にも支障をきたし、出場自体が損という空気になるかも。
チケット払い戻し等の対応もあるが、初日を数日ずらすなどの対応があっても良かっただろう。
あくまで現状開催、変更なしという姿勢。形態変更による費用を渋ってもいるのか。
医療崩壊が始まっているが、相撲協会にも重症者多数で力士崩壊になってしまっては…