himatom

明治時代からの相撲が好きです。

ちゃんこという言葉

相撲界で最も有名な言葉であろうちゃんこ。この言葉の起源がわからない。明治期に日立山人気で出羽海部屋に入門が殺到し多人数が一度に食事できる鍋料理ができたのがそもそもの「ちゃんこ」の始まりといわれるが大正期の相撲雑誌を見てもちゃんこ風景にも「食事風景」とあり当時はちゃんこの言葉がなかったようだ。このあたり定説と実態が違う。少なくとも常陸山没後に相撲界に広まったか。常陸山に対し敬意を表する意味もあったかもしれない。昭和10年代には「ちゃんこ」という用語がちらほらみられる。

ちゃんこの味が染みるという言葉は意外に新しく初代若乃花の二子山が広めたとか。そもそも江戸時代までの力士の食事がはっきりしないのだ。