himatom

明治時代からの相撲が好きです。

九州場所の番付

九州の番付は定員42人の所41人。白鵬引退が編成会議後のことだったためだろう。横綱白鵬を急遽消去し年寄欄5番目に「間垣翔」。

番付面の不公平はままあり、昭和25夏は前場所前頭筆頭で8勝7敗(うち不戦勝2)の出羽錦が小結、前頭2枚目で9勝の神風が西筆頭。大部屋出羽海の出羽錦が不戦勝2つということで揉めた。弱小二所ノ関の神風は腐って5連敗で休場。そのまま引退した。近年では平10秋十両5枚目で4勝の久島海が下に8枚ありながら幕下筆頭に陥落。場所前引退した。

当時陥落やむ無しは10枚目で1勝の栃乃藤、12枚目の豊桜(7勝)、13枚目の五剣山6勝の3人。一方昇進確定は東西筆頭の栃ノ巌、北勝光5勝、2枚目の和歌乃山5勝、6枚目で全勝の竹内と4人。和歌乃山を据え置き3人の入れ替えもあり得たが陥落。この場所の十両は大勝ち大負けが少なく6勝~9勝が26人中22人。9枚目の出羽平が7勝で陥落候補ではあったはずだが。平成以降6枚目以上で4勝以上ながら幕下陥落は唯一のケース。これに限らず久島海は番付運悪く早逝とともに偲ばれる。