himatom

明治時代からの相撲が好きです。

押し相撲

近年は押し相撲全盛。だが押しに徹しているというよりその方が楽だからという印象強い。事実勝負がつくのも早く進行時間も早い印象。体重増加で四つになっての攻防に耐える程肺活量、体力全般がないのだろう。昔の若乃花は朝から昼までぶっ通しで稽古をしていたとか。昭和33年までの一門別巡業時代は稽古量は一人当たり数十番だったらしい。

押し相撲と言えば戦前の若葉山、玉碇と言った力士は四つには絶対ならないという気概で叩きで落ちても押し上げたとか。玉碇は70代の頃にはフサフサにもかかわらず現役当時はいつも額が薄くなっており、指も障害者並みに変形していた。押しが得意というにはそれほどでなくてはいけないだろう。