himatom

明治時代からの相撲が好きです。

巡業はできる?

この2年近くコロナで巡業が中止状態。来年春巡業も中止決定で2年以上ゼロが確実である。それ以前は巡業の過密スケジュールから稽古不足・怪我につながってるのではとも言われていた。昭和33年までの一門別・部屋別の巡業の頃は稽古量も豊富だったが、大合併…

玉の海死去から50年

10月11日で横綱玉の海の現役死亡から50年。横綱昇進後も一番稽古量が多かったらしい。ファンを大事にしファンからの贈り物やレターもすべて保存してあった。責任感も強くそのあまり寿命を縮めてしまったのか。部屋のショックも大きく師匠片男波(元関脇荒法…

元十両の年寄

現在元十両の年寄は大嶽(大竜)1人だけ。昭和中期まではそこそこいたが年6場所制の影響もあってか減る一方。大竜の襲名までも平元年の友綱(一錦)から9年空いていた。大嶽の後平16年に金親が先々代宮城野(廣川)の二女と結婚し、例外規定により突然宮城野…

若年寄

定年制実施以降の最年少の年寄は昭和47年11月引退の藤ノ川だろう。26歳1か月。在職38年10か月の最長記録もある。今の力士に比較すれば白鵬が平23年、高安は平28年、正代が平29年といった具合。まだまだ伸び盛りの年齢で今なら考えられぬ。2位が吉王山の26歳8…

栃木山死去

白鵬が全勝優勝→引退と異例の展開となったがその先例がいた。大正14年の栃木山。その栃木山が62年前の10月3日67歳で死去した。大正14年春に10勝1分で優勝後、翌場所直前に引退。花のあるうちに引退、ハゲを気にしてともいわれるが、本人もその話題を後年にわ…

白鵬横綱大関戦238勝

白鵬が引退。17年の長きにわたり幕内を維持。優勝45回という数字は年3度の優勝を15年続けることになる。初優勝が15年前でありその翌場所も13勝、平19年に横綱となったが15年全盛期を保ったとみてもいいだろう。驚異的なのは横綱大関に対して238勝しているこ…

大関陣の体たらく

白鵬も正式引退が発表されず引退か否かも怪しくなっている。業績、問題行動はともかく横綱の引退が全然話題にならないのは寂しいもの。「小室~」や「嵐」、「総裁選」に話題が行ってしまう。優勝45回といえども知名度は全盛期の貴乃花の半分も行かないか。 …

昭和生まれ関取

白鵬36歳が引退。気づけば昭和生まれの関取も減った。平成生まれ関取が誕生したのは平成22九州の舛の山、高安。以来順調に増え平成23名古屋に高安が新入幕。千代の国が3人目の十両。 23秋に舛の山入幕、千代嵐、飛翔富士、琴勇輝が十両 23九州旭日松十両 24…

白鵬の引退

とうとう白鵬が引退。平16夏の入幕から17年。平19年より毎年最低2度は優勝を重ねV45、年3回の優勝を15年続ける計算になり、15年間全盛期を維持したという評価になる。年間最多勝10回、特に9年連続の受賞で前人未到であろう。横綱在位14年、36歳での全勝など…

5場所の成績

横綱大関といわれながら見合った成績を残してるのはわずか数力士だろう。 1場所の成績より2場所3場所で番付編成するのもありか。 横綱 白鵬 15勝0敗60休 (引退とか) 横綱 照ノ富士 62勝13敗 大関 貴景勝 33勝25敗17休 大関 正代 43勝32敗 関脇 朝の山 28勝…

横綱と対戦

横綱初挑戦の力士を調査。46年弱で琴ノ若まで224人が横綱と最低1回は対戦している。明治23年夏~昭和50年秋までは496人であり年6場所制も大きいが急増。そのうち勝利ゼロは76人と思われ、以外にも勝利経験ある力士が多い。横綱初顔が量産されたのは平成5年、…

照ノ富士優勝

場所前の予想どうり照ノ富士が優勝。15日間で抵抗したのは2敗をつけた2人以外に霧馬山、玉鷲ぐらいだったか。最後の大関2番はお粗末。貴景勝は中盤から復調し照戦もあえて中に入って投げを打つなど勝負に行ったようにも見えるが身長差はどうにもしがたい。正…

2020年の十両以下年間6場所勝ち越しと2021年

2020年に十両以下で年6場所勝ち越したのは8人であった。 この中で優勝ありは春の十両琴勝峰、序二段出羽ノ龍。 大勝ちをすると番付が大きく上昇し大負けすることが多い。幕下以下の7人は4勝~5勝で10~20枚前後小刻みに番付上昇してるのが特徴である。 琴勝…

大関の年間勝ち越し

元大関の年6場所勝ち越しが減っている。年6場所制以後の大関より 北葉山、貴ノ花、琴風、北天佑、貴ノ浪が5回達成しいずれも横綱一歩手前のA級大関といえる。琴風、北天佑、貴ノ浪は4年連続。特に琴風は引退前年までの連続でけがによる引退が惜しまれる。 大…

難しい年6場所勝ち越し

2021年、4場所終了時点で4場所とも勝ち越しているのは照ノ富士、御嶽海、明生の3人。幕内の年間全て勝ち越しが意外に難しい。6場所だった2019年は阿炎のみ。5場所もいない。 最多勝の朝乃山も2場所の負け越しがある。51勝の白鵬は2場所全休、御嶽海は優勝1回…

2020年の年間最多勝

今更ながら2020年は大関貴景勝が5場所で51勝のトップとなった。正代が4場所連続勝ち越しで最多勝確実と思われたが休場に沈み48勝。 以下75日で勝ち越しの38勝以上を挙げた力士。 残念ながら年間全5場所勝ち越しの力士がゼロ。年間全場所勝ち越しが近年難しく…

名古屋

名古屋場所も2日目終わって進退の白鵬は2勝。衰えはありありと見えるが白星。15日続くか?照ノ富士は落ち着いており無敵の様相。貴景勝も休場、高安も腰痛再発では横綱可能性は8割か。 貴景勝も頸椎椎間板ヘルニアとは。頸椎損傷は力士にとって命とり。来場…

横綱の進退

昭和38年のサンデー毎日別冊名古屋場所号より 裏正面読者のページより引用。「夏場所千秋楽から名古屋初日まで1か月にも足らぬから(中略)相撲勘を取り戻し体調を整えるには短すぎるから名古屋休場を決定したものと思われるが秋はどうか。休場療養は横綱ゆ…

新弟子検査

昭和35年のサンデー毎日別冊秋場所号より。 生きている相撲史は元力士の落語家三遊亭円窓。これまた大きかった五代目円生の実弟。 インタビューで明治42年当時の新弟子検査の様子を語っている。かなりいい加減なもので廻し姿で国技館へ行き土俵上にいる天秤…

高砂部屋2

その後高見山→朝潮→前田山→朝潮→富士錦→朝潮→朝赤龍と続く。 アウトロー力士はどの時代もおり大関2代朝潮は大の博打好き、巡業でも構わず博打を打っていたとか。今ならば賭博で逮捕かも。 男女の川は横綱昇進後不成績を続け、一代年寄制度を創設し引き摺り下…

高砂部屋

高砂部屋の起源自体、初代高砂浦五郎が相撲会所の玉垣ほかの独裁体制に抗議し脱退したのが始まりでアウトローな成り立ち。番付から抹消されるなど穏やかではなかった。 その高砂が5年ほどで復帰すると検査役の重職で迎えられ、トントン拍子で取締に出世。 か…

朝潮

朝乃山の師匠だった錦島親方(元大関朝潮)が退職とか。停年は過ぎて再雇用の参与だったが。朝乃山の引責と言われたが自身の外出違反によるところも大きいとか。 思うに思い切った処分を下せないのは一歩違えば自らも処分対象となることが多いからであろう。…

夏場所の照ノ富士

照ノ富士は今場所も快調。優勝は8割がた確定だろう 11日目に反則負けとなったがやや疑問。勝負に影響する髷つかみだったか。 頭をおさえつけて投げる際に髷をつかんでいたがその前に妙義龍が裏返しになっていた。 はたく際の髷は問題だがこの場合はどうか。…

不良力士

大関朝乃山がガイドライン違反行為で休場。出場停止等の処分見込みとか。 大関として前途を期待された力士がこれでは悲しいもの。トランプ大統領杯を平幕優勝で授与された時から順風満帆ともいえたが、歯車が狂い始めた始まりか。 阿炎の事例に似るが横綱や…

夏場所6日目

宇良は5勝1敗と好調。宇良戦で肘を痛めた炎鵬は苦戦で1勝。 幕内も照ノ富士が予想通り全勝。絶好調とはいえないが寄り突き投げと自由自在な取り口で圧倒している。他の3大関は貴景勝が復調気味だが角番正代と朝乃山が不調。正代4勝朝乃山3勝と綱渡り。正代も…

夏場所2日目

宇良vs炎鵬、2度目の対戦も宇良。腕を極められて炎鵬は痛めたようで心配。宇良は見かけによらず怪力。体重は140キロ越えでよく言われる小兵ではないね。 4大関は照ノ富士以外黒星。何の驚きもないのが現状。上位安泰自体珍事に近いのだから。 朝の山は相手に…

夏場所初日

照ノ富士朝の山正代貴景勝の4大関安泰。初日からは久々かと思えば11月場所もだった。 照ノ富士は相変わらず極め出しで力を見せつけるが、正代は前に出られずはたき。 ここ数場所からみれば大関陣の不安定は続くだろう。 新のつくものがゼロの新陳代謝のない…

千代の山と出羽海

常ノ花の次の出羽海は千代の山というのは生前から暗黙の了解だったらしい。 自殺未遂時の遺書にも千代の山を後継にとあったが、お人よしだった千代の山が内容を確認もせず焼却したとか。結果当時は三段目だった横綱Sが出羽ノ花の婿養子となり風向きが変わる…

理事長自殺未遂

昭和32年5月4日、相撲協会理事長出羽海秀光(元一流横綱常ノ花)が国会で相撲協会の不明朗な運営を追及され理事長室で割腹自殺未遂。現在ならば大騒ぎか。 一時危篤状態だったが、相撲で鍛えた体力と脂肪の厚さが物を言ったか回復。理事長は辞任し時津風(双…

相撲雑誌

相撲雑誌を買っても全然読むところがない。精々数ページ。興味がわく記事がなくなってしまった。星取表が便利で買ってはいるが。ジャーナルは浅坂コレクションが面白いがあとはさっぱり。読売大相撲のように独自の編集方針を打ち出さなければ休刊間近だろう…