himatom

明治時代からの相撲が好きです。

年寄は短命だった

栃ノ海が82歳で死去。一般男性ならば平均を超える程度だが、元横綱となれば100歳を超えるような長命扱い。

力士は短命。昭和36年の定年制実施以降元横綱の定年は鏡里(施行時37歳)まで27年なく、元大関も昭和40年の清水川以降、58年の汐ノ海までなかった。

この間元横綱双葉山羽黒山、前田山、照国、千代の山吉葉山と6人、大関が名寄岩、佐賀ノ花、栃光、琴ヶ濱と5人在職中に死去。

暴飲暴食によるところが大きいはず。現在在職の元横綱旭富士大乃国北勝海武蔵丸稀勢の里と5人。元大関若嶋津、琴風、霧島、武双山魁皇、出島、千代大海雅山琴欧洲琴奨菊豪栄道と11人。無事に定年は何人か。

時津風どうなる

時津風時津海)が規則を破り麻雀店に連日通っていた問題。

蓋を開ければ麻雀どころか、風俗、マッサージ、ホテル...場所中にもかかわらず遊び放題。

もはやコロナに関係なく師匠としての責任感の欠如。

初め「雀荘に行ったが麻雀はしていない」と子供以下の言い訳を連発していたが、結局退職届提出とか。解雇を含めた厳罰やむ無しだが、後継問題も。

昨年に師匠代行もした蒼樹山もいるが、やはり東農大出身の土佐豊が有力とか。土佐豊は最高位前頭1で時津海の前頭3を超えているが、幕内15場所で大関戦勝利も1度。顕著な実績はゼロと言ってもいい程。

ケガに泣き、番付乱高下の相撲人生だった。引退し借株で残ったが、時天空の死去により取得したか。名門の総帥ともなればとんだ棚ボタ人生。

思うに2代続けて不祥事まみれの時津風はもう双葉山の遺志を存分に汚し、閉鎖すべきとも思うが…

 

栃ノ海死去

第49代横綱栃ノ海が82歳10ヶ月で逝去。

歴代横綱の長寿ランキングで15代横綱梅ヶ谷に次ぐ2位。

現役時代も177センチ、102キロの体。やはりソップは長持ちで記録更新は確実とも思われたが…

最近までインタビューにも時折出演。佐田の山認知症もあり隠居状態だった。食欲もあり体重も90キロを超えていたらしい。

誤嚥性肺炎というのが寂しい。発見が早ければ完治したのではないか。

栃錦譲りの技能派横綱栃錦以上に相撲技の魅力を土俵で発揮した。

おっつけ、出し投げ、絞り、切り返し、もろ差し。今の「肥満」力士時代には絶滅寸前の技能の数々。

昇進後は苦悩の連続だろう。優勝が1度あるだけよかった。優勝ゼロでは「休場横綱稀勢の里らと同等の評価?

 

 

 

時津風また問題行動

時津風(元平幕時津海)がまた不祥事。

場所中にもかかわらず麻雀店、歓楽街にも出向いた。

前回のゴルフコンペでの2階級降格でイエローカード状態。解雇も避けられないという記事もあるが暴力行為はなく解雇は厳しい?

部屋取り潰しも名門双葉山の部屋、大関正代も所属で難しいことか。

永久平年寄、師匠交代(蒼樹山か豊ノ島か)という所に落ち着きそうだが。

正代、豊山の場所後半の失速も若しくは影響あり?

戦国時代2

かつて平幕優勝が多かったのが昭和47年、平成3・4年。

いずれも大横綱の引退、死去によるもの。大鵬玉の海千代の富士

47年は北の富士が現役だったが不眠症で休場など成績不振。輪島、貴ノ花大関昇進し、一時代を期待。北の湖が新入幕であった。

平成3~4年は琴錦、琴富士、水戸泉が優勝。大関には小錦、霧島がいるがピークは過ぎていた。曙、貴花田、若花田に期待が強く、平成7年以降曙貴時代となった。

いずれも時代の過渡期だったが、近年の戦国時代は一時代を築く力士が見当たらない。

大関は最大期待値でも優勝数回が限界だろう。横綱2人は休場が増え、存在感も薄く引退も近い。

大関~前頭上位まで実力差が小さく、今場所の大栄翔のように三役以上全勝なども頻発か。

照ノ富士、大栄翔への期待も結構だが、番付制度が崩壊していることを重く見るべき...

 

 

 

 

 

 

これからは戦国時代か

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中澤潔氏の記事。この戦国時代となる背景に学生相撲力士の増加は大いに関係ありか。

やはり稽古不足。現状の出稽古も禁止の状況はともかく、ここ数年の上位陣の休場の多さは準備運動不足だろう。

武蔵丸横綱までの連続勝ち越し記録など遠いもの。

昇進数場所でつまずく大関陣。貴景勝は新大関で休場、翌場所も全休で2場所で陥落。11月場所でようやく優勝したが、今場所を見るに前途多難?

朝乃山も新大関場所は上々だったが、3場所目で休場、初場所結果的に11勝であったが序盤の完敗が目立つ。

正代は新大関早々に休場。初場所は優勝争いに千秋楽まで加わったが、引きはたきが目立ち、得意の引き付けて出る相撲はほとんど見られなかった。未だ怪我が治らず本調子ではないのだろう。

大関の優勝自体4年間で2度という事実。かつて10年以上なかった平幕優勝がこの数年頻発。歴史を見ると平幕優勝は時代時代の転換期になってるが、この様子では4年5年と長い期間になりそうだ。

 

初場所色々

初場所の初優勝も琴奨菊稀勢の里栃ノ心玉鷲、徳勝龍と5年連続となった。

ベテラン陣の奮闘が目立ったが、今年は20代の大栄翔となった。

気になるのは番付編成。上位陣は影響なしだが、幕内下位、十両に出場停止が多く、通常通りの昇降では同位置に集中してしまう。

張出や数枚程度の降格がなければ編成は無理がある。出場力士が不公平な状況に陥るか。そのあたり見物。